「どうした韓国」朴大統領の外遊中に、7万人が反政権の大規模集会―中国メディア

Record China    2015年11月23日(月) 13時0分

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23日、観察者網は「朴槿恵大統領が外遊中に7万人が反政権の大規模集会、どうした韓国」と題したコラムを掲載した。写真は韓国大統領府。

2015年11月23日、観察者網は「朴槿恵(パク・クネ)大統領が外遊中に7万人が反政権の大規模集会、どうした韓国」と題したコラムを掲載した。

朴大統領がトルコ・アンタルヤで行われる20カ国・地域(G20)首脳会議のため出国した14日、首都ソウルでは、労働組合の全国組織である全国民主労働組合総連盟(民主労総)など53の労働・農民・市民社会団体が、労働改革・歴史教科書国定化反対などを主張し「民衆総決起大会」を開催した。

民主労総のハン・サンギュン委員長は「低賃金と非正規契約を迫られる労働者が増える一方で、財閥は札束の中を転げ回っている」と訴えた。

決起大会では、学生らから中学・高校歴史教科書の国定化に反対する声も上がった。政府は今月3日、歴史教科書国定化を確定告示した。黄教安(ファン・ギョアン)首相は「現行の歴史教科書の99.9%が理念的に偏向している。『左偏向』の内容も少なくない」とした上で、「これ以上、歪曲(わいきょく)され、偏向した教科書で、私たちの大切な子供たちを教えることはできない」と述べた。

世論調査会社の韓国ギャラップは13日、朴大統領の支持率が40%となり、8月4週目(49%)以降で最も低くなったと発表した。不支持率は48%だった。支持率は先月30日に44%を記録したが、歴史教科書の国定化が確定した後は下降に転じた。

若者(15〜29歳)の失業率は今年2月に11%となり、1990年代後半以降で最高を記録した。10月には7.4%にとどまったが、全体の失業率の倍以上となっている。

韓国社会では最近、財産のない庶民層に生まれたことを示す「土のスプーン」という言葉が話題となっている。これは富裕層の子どもを意味する「金のスプーン」に対比した表現だ。貧富の差の拡大や就職難が、韓国の多くの若者から希望を奪っている。

警察は14日、ハン・サンギュン委員長の検挙に動いたが失敗。ハン氏はソウル市鍾路区の曹渓寺に身を隠した。曹渓宗関係者は「総務院長が外国に出張しているので宗団の立場がすぐに整理されることはないが、ハン委員長を送り出したりはしないだろう」と述べた。警官隊が寺を取り囲む事態が続いている。(翻訳・編集/柳川)

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