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28日、中国でタイ政府から依頼されたインド洋大津波による犠牲者のDNA鑑定作業が終了。写真は大津波で孤児となったタイの子供たち。慈善活動で中国に招かれた。
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2004年のスマトラ島沖大地震・インド洋大津波から早くも3年の歳月が流れた。災害の記憶は人々の脳裏から薄れつつあるが、しかし津波の処理はまだ終わってはいない。2007年10月28日、北京華大方瑞司法物証鑑定センターはタイ政府より依頼された遺体のDNA鑑定を全て終了した。
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同センターは中国外交部の依頼により、2004年より大津波による犠牲者のDNAを鑑定、身元のわからなくなった遺体の特定を行ってきた。DNAサンプルが歯やわずか2cm程度の骨しかない遺体もあり作業は難航していたが、このほど全ての行程を終了した。
北京華大方瑞司法物証鑑定センターの鄭亜軍(ジェン・ヤージュン)主任によると、大津波犠牲者のDNA鑑定の成功は、中国のDNA鑑定技術が世界の先端レベルに到達したことを示しているとコメントした。(翻訳・編集/KT)
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