2015年11月19日、台湾のタレントで歌手のファン・ウェイチー（范[王韋][王其]）の中国版ツイッターへの投稿内容に対する非難について、共産党機関紙・人民日報が「モラルハザードだと指摘し、人を傷つけることこそ、本当のハザードだ」と批判的な示した。

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ファン・ウェイチーは14日朝、1歳になる双子の息子の写真を中国版ツイッターに投稿。同日はフランスのパリで同時多発テロが発生し、多くの人気タレントがすぐさま哀悼の意をSNSなどに投稿していた。このため、「倫理観の欠如」としてネットユーザーの攻撃を受けることに。ファン・ウェイチーの場合、これが初めてではなく、今年9月に北京で抗日戦争勝利70周年を記念する軍事パレードが行われた際にも、子供の写真を公開。ネット上で批判の的となった。

人民日報ではこの騒動について取り上げ、「今回、芸能人は公的人物として、SNS上も公的発言の場と考えるべきであるとして、批判されている。しかし、今回の批判の声を見ると、非常に過激なものもあり、まるでストレスのはけ口にしているかのようだ」と指摘。そして「人がしていないことを誰かがすると、『道徳に反する』と批判される。これはモラルハザードであり、人を傷つけることこそ、本当のハザードだ」と苦言を呈している。（翻訳・編集/Mathilda）