中国人が日本で「中国製品」を買う理由=中国人にとって重要なのは「日本で販売されている」こと

Record China    2015年11月22日(日) 7時20分

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18日、中国人旅行客が日本に来てまでも「メイド・イン・チャイナ」製品を買っていると中国メディア・環球網が日本メディアの記事を引用する形で報じたことについて、ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

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2015年11月18日、中国人旅行客が日本に来てまでも「メイド・イン・チャイナ」製品を買っていると中国メディア・環球網が日本メディアの記事を引用する形で報じたことについて、ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

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環球網がどのメディアの記事を引用したかは明らかになっていないものの、内容的にはビジネス誌プレジデント10月19日号が「爆買い中国人は何を買っているのか」とスペシャル・リポートで報じたのと同じだ。

同リポートによると、中国人旅行客が購入する商品の中に「メイド・イン・チャイナ」も多数含まれている理由について、(1)中国人には自国の市場に対する根強い不信感があり、同じ『中国製』でも日本で販売されている製品は安心・安全と考えている(2)中国では輸入品に対して、高率の関税や増値税(日本の消費税に相当)がかかるため、流通価格が高くなる上、円安・元高で日本での買い物が割安に感じられる―のが理由としている。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でこの報道が伝えられると、中国のネットユーザーからは、「英語が読めない成金が多いから」というようなコメントもあるものの、「輸出品はみんな質が高い。国内で売られているものはみんな質が悪い」「中国製でも中国より安いし、日本は厳選したものを売るから安心だ」「多くの『メイド・イン・チャイナ』製品は、中国国内では売っていない」などのコメントが寄せられた。中国人にとっては、日本企業の厳しい品質管理を経て、「日本で販売されている」という点が重要なようだ。

日本のネットユーザーからはこれについて、「中国製でも日本のメーカーが現地で管理しているものであればまず安心」としながらも、「同じCANONでも中国国内販売と輸出商品では品質管理レベルが異なる」などのコメントが付いた。杭打ち工事のデータ改ざん問題が明るみに出るなど、「メイド・イン・ジャパン」への信頼も揺らぎ始めているものの、まだ日本製品への信頼は崩れていないようだ。(編集/長澤)

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