医師の寿命は短い?!身を削る激務も「金に汚い」イメージが定着―中国

Record China    2007年10月28日(日) 15時39分

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26日、広東省医師協会の曾広輝常務副会長は、医療スタッフの平均寿命は中国全体の平均より3年も短いことを明かした。写真は湖南省で行われた看護師の技能競技会。

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2007年10月26日、広東省広州市で、羊城晩報主催の「医者と患者の関係を考えるフォーラム」が開催された。席上、広東省医師協会の曾広輝(ツェン・グワンフイ)常務副会長は、医療スタッフの平均寿命は中国全体の平均より3年も短いことを明かした。

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同副会長によると、アメリカ・ドイツなどで実施された民間調査では、医者の社会的地位は職業別ランキングの1位という結果になった。中国の『社会学研究』の調査では、医者の社会的地位は81種の職業の第29位で、政府幹部・事務職・警察よりも順位は下だった。中国中央電視台(CCTV)の調査でも、94%の回答が医者の信用度は年々低下していると回答。近年相次ぐ医療をめぐるさまざまな問題から、医者は金に汚いというダーティなイメージが定着、医者の社会的地位・信用を大きく傷つけていることが浮き彫りとなった。

2006年、中国医師協会が実施したアンケートによると、職場環境について「やや悪い」「悪い」と回答した医療スタッフは74%に上っている。2002年の61%、2004年の48%から大幅な上昇となった。曾副会長は職場環境の悪化は医療スタッフに長期の精神的緊張を与え、体力を消耗させていると述べ、医療スタッフの平均寿命が中国人全体よりも3年も短いことを明かした。(翻訳・編集/KT)

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