2015年11月11日、中国メディアの財経網は中国・アリババ社（阿里巴巴集団）の創業者で会長のジャック・マー（馬雲）氏による今後の中国経済の見通しについて伝えた。

【その他の写真】

ジャック・マー氏は「この先5〜10カ月の内に、中国経済は大きな問題が起きる可能性があり、多くのインターネット企業が倒産するかもしれない。起業したばかりの小さなインターネット企業は中国の未来の希望だ。アリババはニューヨークかロンドンでも双11（11月11日の「独身の日」に展開されるインターネット通販の値引き商戦）を行うかもしれない」と語った。

このニュースが中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で伝えられると、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「ネット企業だけじゃないと思うが」

「経済全体が落ちていて、どの業界も不景気。そのうち問題が起きるな」

「真実を語る勇気のある人だな」

「今年がみんなにとって一番愉快な年だったということになりそうだ」

「この人の言葉は重視しないと。市場を事実上掌握している人が手にするデータは国の統計局が出すデータよりずっと信頼性が高い」

「この人が言うまでもなく、とっくの昔に大きな問題が起きているだろ。庶民はもう気が付いている。腐敗撲滅なんて視線をそらさせるためにすぎない」

「そのうち、この発言は誤解ですと説明するんじゃないか」

「中国経済は大丈夫だと俺は思っている。問題なんて起きない」（翻訳・編集/山中）