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23日、先に退任が決まった中国の曽慶紅国家副主席に党幹部の教育係のポストが待ち受けていると国内で報道された。写真は03年、ジャッキーチェンと握手を交わす曽氏。
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2007年10月23日、中国共産党第17回代表大会で退任が決まった曽慶紅国家副主席に早くも次なるポストが待ち受けているという噂が中国国内で報道された。来年3月に退任後は党幹部の紀律指導という重責を担う立場になると見られている。
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消息筋によると、今年夏に北戴河で開催された共産党幹部会議で曽氏は、新旧交代による幹部の刷新に自ら先頭を切りたいと文書で退任を願い出たとされる。16回大会後、党の組織や事務を管理してきた曽氏に対し胡錦涛、温家宝ら最高指導者たちは高い敬意を表すとともに、退任後も「参謀長」としてその経験と能力を人材育成に生かしてほしいと述べたといわれる。
次々と汚職が発覚する党員の体質を改善するため、近く党幹部教育や幹部の資質向上体制の大規模なテコ入れがあるといわれ、曽氏がこの指揮を取るとの見方が強いようだ。(翻訳・編集/WF)
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