学術界で韓流研究が増加、正統派学者が「ごみ同然の代物」と酷評―台湾メディア

Record China    2015年11月5日(木) 17時56分

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3日、世界各国で「韓流」を研究テーマとして取り上げる研究者が増えているが、正統派の韓国研究者が「韓国の流行文化の芸術的価値は高くない」とし、「こうした研究は面白く見えるかもしれないが、学術的価値はない」と批判している。資料写真。

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2015年11月3日、台湾の聯合新聞網によると、世界各国で「韓流」を研究テーマとして取り上げる研究者が増えているが、正統派の韓国研究者が「韓国の流行文化の芸術的価値は高くない」とし、「こうした研究は面白く見えるかもしれないが、学術的価値はない」と批判した。環球時報が伝えた。

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韓国を研究する学術会議は、これまで新儒家や韓国仏教、古代朝鮮の婚姻習俗などをテーマにすることが多かったが、近年は世界各地で、「韓流ドラマはなぜマクロ経済学理論の基本原則に反しているのか」や「韓国の女性アイドルグループは日本のグループよりも平均身長が高いから人気なのか」などの題材を扱う論文や専門誌が増えている。

韓国の高麗大学がこのほどドバイで第3回韓流研究発表会を開催した。150人の専門家が参加し、活況を見せたが、主流の正統派研究者はこうした韓流には研究対象としての価値はないと断じている。ブームはやがて下火になると予想され、研究対象としてもふさわしくないとの見方が広がっている。

米ワシントン大学で韓国の農村宗教や社会変遷を研究している専門家は、「韓流が多くの若い学者を引きつけているのは分かるが、自分の研究対象にはしないし、論文も読みたいとは思わない」とし、韓国の流行音楽については「芸術的価値を言えば、ごみでしかない」と酷評した。2013年にはソウル大学の専門家が、韓国ドラマの熱狂的ファンの多くは教育水準が低く、非現実的なストーリーに心を動かされやすい傾向があると分析している。

韓流研究が流行している背景には、韓国政府の意向で運営される研究機関が後押ししていることがある。高麗大学の「世界韓流研究協会」は2012年のPSY(サイ)ブームを受けて設立され、現在は20カ国以上に28支部が存在している。(翻訳・編集/岡田)

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