華南トラ写真の偽造疑惑、省当局はとりあわず―中国

Record China    2007年10月25日(木) 9時47分

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2007年10月、先に撮影された野生の華南トラの写真偽造疑惑は日増しに高まるばかり。しかし、陝西省当局は批判にとりあわず写真に関する報告を中国政府に提出。写真は先日撮影された華南トラとその撮影者。

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2007年10月24日、陝西省林業庁は昨年より開始した野生の華南トラに関する調査報告、および先日撮影された野生の華南トラの写真について、国家林業局に報告した。同局は専門家チームを派遣し、現地を調査することを決定した。

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国家林業局の関係者によると、華南トラの写真が撮影された陝西省安康市鎮坪県はかつては華南トラの生息地として知られていた。また、環境保護政策の推進により、近年は生態環境が回復、野生動物の数も増えつつあるという。華南トラの生存環境を守るためにも、同地が禁猟指定区・自然保護区に指定される可能性も高い。

ついに国家林業局まで動かした野生の華南トラの写真だがその真偽に疑問を呈する声は根強い。まわりの植物との比率がおかしいこと、角度を変えて撮影した写真もトラがまったく同じ格好をしていること、野生のトラにしては太りすぎていることなどを根拠に、木の下に写真パネルを設置して撮影した偽造写真だと指摘されている。批判の声は高まる一方だが、陝西省林業庁は「写真は本物」とする声明を発表、真偽を再調査する考えはないと表明している。(翻訳・編集/KT)

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