中国はなぜ「大型航空機」は造れるのに「良い便座」は造れないのか―中国メディア

Record China    2015年11月13日(金) 22時0分

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12日、中国中央テレビ(CCTV)の「対話」という番組で中国人的資源・社会保障部の湯涛副部長は「国家の立場からすると、その国が生産する製品の品質は実質的に熟練技術者のレベルによって決まる」と語った。資料写真。

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2015年11月12日、38万キロ―中国の月探査機「嫦娥3号」の地球から月までの距離、0.16ミリ―ロケットエンジンのはんだの幅、0.1秒―許される溶接時間の誤差。「小さな溶接部分を凝視していると、10分まばたきをしなくても大丈夫」。これは中国航天第一研究院211工場の組長・高(ガオ)さんの言葉だ。彼の仕事を一言で表すと「ロケットの心臓部の溶接」と言える。宇宙ロケットの溶接工に従事して35年の高さんは「エンジン溶接の第一人者」と呼ばれており、中国に8億人いる労働者のうち高さんは典型的な高度に熟練した人材で得難い存在だ。中国経済週刊が伝えた。

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「メイド・イン・チャイナ2025」(中国製造業10カ年計画)を支えるため、高さんのような人材を大量に輩出しなければならないことは明らかだ。このほど、中国中央テレビ(CCTV)の「対話」という番組で中国人的資源・社会保障部(省)の湯涛(タン・タオ)副部長は「国家の立場からすると、その国が生産する製品の品質は実質的に熟練技術者のレベルによって決まる」と語った。

■なぜ高速列車や大型飛行機を造れるのに、良い便座は造れないのか?

中国が作った高速列車、有人潜水艇「蛟竜号」、月探査機「玉兎」、中国の職人は技能コンテスト世界大会においても金賞や銀賞を受賞している。なのになぜ使いやすいボールペンを作るのが困難なのか?国民が海外で買い漁っている便座が造れないのか?

これはすでに李克強(リー・カーチアン)首相が両会(全国人民代表大会と全国政協会議)期間中に言及した問題であり、一般国民から見ても中国の製造のきまりが悪いところでもある。

湯副部長は「ボールペンが使いづらい背景にはやはり熟練技術職人の育成問題がある」として「国のトップクラスの製品はハイクラスの人材が生産にあたっている。しかしより大衆化した、使用頻度も高い家庭用品や一般的なペンは、より多くの労働者のうち特に熟練労働者が日常生活の中で品質を高める必要がある。製造業大国から製造業強国まで、われわれは人材育成面において大きな差がある」と語った。

技術職を大規模に採用している製造企業では、スムーズなキャリアアップ、収入の向上、仕事環境の改善に関連する模索が続いている。(提供/人民網日本語版・翻訳/JK・編集/武藤)

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