芸術性に富んだ日本の都市農業、中国の参考になる―中国メディア

Record China    2015年11月1日(日) 15時12分

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29日、中国は農業大国だ。幾世代もの人々が汗水垂らして働き、これに国の政策という大きな支援が加わり、農業生産は驚くべき成果を上げた。資料写真。

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2015年10月29日、中国は農業大国だ。幾世代もの人々が汗水垂らして働き、これに国の政策という大きな支援が加わり、農業生産は驚くべき成果を上げた。だが農業の競争力という点では世界の先端レベルとはまだ一定の開きがある。こうした問題に関連して、張子雨(ジャン・ズーユー)特約論説員が日本の農業の動きを紹介した。中央放送網が伝えた。

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張特約論説員によると、日本の農業栽培の最大の特徴は非常に精緻で細かい作業が行われていることだという。中国のどちらかといえば粗放型の栽培方法に比べ、日本の農業は付加価値が高い。またメディアの報道によると、現在、都市農業が日本で花を開かせ実を結んでいる。

都市農業とは、簡単に言えば都市の中で農作物を栽培することだ。人口が密集する東京では、高層ビルの屋上や地下室などを活用する。データによると、日本の農業従事者の4分の1は都市部の農業従事者であり、都市農業の生産量が総生産量の3分の1を占めている。

一連の都市農場のオーナーは、自分の農場を農業展示室のようにし、農産品を花と同じように丹誠込めて栽培する。このほか市民農園や観光牧場、農業公園などさまざまな形態がある。

張特約論説員は、「こうした農業スタイルは中国でも参考にすることができる」と指摘する。

中国の農業は第一次産業、第二次産業、第三次産業が全面的に発展する新たな段階に突入した。心構えという点では、現在の農業従事者はもはやかつてのような意味での農民ではなく、高い総合的な素養を備えた農業経営者だといえる。実際、穀物の生産量を保証することを土台として、農業従事者は日本に学び、自分を農業芸術家ととらえ、造園デザイナーとみなして、自分の才能やセンスを存分に発揮し、農業を芸術性を帯び、生活の楽しみを兼ね備えた新しい産業に変えることができる。現在、各地で農業観光が盛んに発展しており、そこには新しい思考スタイルが反映されている。より精緻で斬新な要素をさらに盛り込みさえすれば、農業は芸術性に富んだ産業に成りうる。

都市と農村の発展は相互に補完しあい、相互に達成しあう。都市にとってみれば、農村の田園に降り注ぐ太陽の光は、大金を払っても手に入れられないものだ。よって、農業従事者は周辺都市と積極的に連携して、農村を都市の裏庭の花園に変えることができるし、都市を農民のイノベーション実験室や科学研究基地に変えることができるし、都市・農村間の情報の流れや人の往来を強化して、都市を新しいスタイルの農業の一部分にすることができる。こうした目標を実現するには、管理部門の深いレベルでの交流と総合的な計画が必要になる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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