2015年10月29日、中国新聞網によると、誤って自動車を傷つけてしまった中学生の対応が話題になっている。

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江蘇省の中学生・曹（ツァオ）くんは、先日、自転車に乗っている際にバランスを崩して、路肩に駐車していた車にぶつかり傷をつけてしまった。当時、車の持ち主は不在。近くにいた市民は曹くんに帰宅するよう勧めたが、曹くんは正直に話して謝罪しようと持ち主が戻ってくるのを待った。

しかし、しばらく待っても戻ってくる気配がなかったため、曹くんはノートの切れ端に「こんにちは。先ほど誤ってぶつかってしまいました。もし問題がありましたら連絡してください。ごめんなさい」という謝罪の言葉と電話番号を記し、車のフロントガラスに差し込んで帰宅した。その後、車の持ち主である警察官の男性は、書き置きを見て曹くんの正直さに感動。傷も大したものではなく、責任を追及しないことを決めたという。

この報道に、中国のネットユーザーからは、「双方の人間性が素晴らしい」「こんなに若いのに責任を負おうとするとは。大人でもできるとは限らないことだよ」「コメントせずにはいられない。この子は素晴らしい！」「男の子は称賛に値するし、持ち主も寛容だ。私たちの生活に、毎日こんな美しいことがあればいいね」「こういう若者がいると、未来が明るくなる」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）