2015年10月29日、韓国・スポーツ韓国によると、サッカーU17（17歳以下）ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント初戦で韓国はベルギーと対戦、0−2で敗れ、ベスト8進出はならなかった。

【その他の写真】

2点をリードされた71分、韓国はPKを獲得し1点差に詰め寄るチャンスを得たが、イ・スンウのシュートは相手GKに阻まれ、無得点のまま試合が終了した。試合終了直後、イ・スンウはグラウンドに突っ伏して泣き出した。ベルギーの選手が声を掛けても立ち上がることなく、結局、韓国のチェ・ジンチョル監督がイ・スンウを抱き起こし、ロッカールームへと連れて行った。

この様子を報じた韓国の複数のメディアは、イ・スンウに激励の言葉を惜しまなかった。スポーツ韓国は「全国民の注目を浴びていてもまだ17歳、高校2年の少年だ。彼にはまだ未来がある」とし、マイデイリーは「PKを決められなかったのは『失敗』ではなく『経験』だ」との見出しで報じた。

またこうした報道に、韓国のネットユーザーからも慰めや激励の声が数多く寄せられた。

「お疲れ様。次はもっとすてきな姿を見せて」

「元気出して」

「（これまで勝ち進んだ）君たちのおかげで幸せだったよ。泣かないで！」

「悔しくて涙が出るのは良いけど、自責の念から涙を流す必要はまったくない。十分にやってくれたよ」

「スンウよ、やるだけはやったよ。人間だもの、ミスすることだってある」

「そうだよ。失敗があるから成功できる。これからも頑張れ」

「今日の敗北がいつかプラスになるはず。泣きたい時は泣けばいい。ただ、これで落ち込んでしまったら本当の負けだ」

「大丈夫、これも一つのステップにすぎない」

「こういうミスをしていない選手はいないよ。韓国の選手たち、みんなよくやってくれた」

「頑張ったね。みんな僕の息子たちみたいに思える」

「グラウンドに倒れて泣くくらい勝利への欲がなければ、エースにはなれない」（翻訳・編集/和氣）