中国が南シナ海で灯台運用、「実質的に、中国の主権主張を受け入れるのに等しい」―シンガポールの専門家

Record China    2015年10月22日(木) 12時15分

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17日、中国の南シナ海における人工島建設をめぐり、中国共産党中央軍事委員会の范長竜副主席は「他国の航行の自由を脅かすものではない」との考えを強調した。写真は南シナ海。

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2015年10月18日、香港・大公網によると、中国の南シナ海における人工島建設をめぐり、范長竜(ファン・チャンロン)中国共産党中央軍事委員会副主席は「他国の航行の自由を脅かすものではない」との考えを強調した。19日付で環球時報が伝えた。

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范副主席は17日に開幕したフォーラムで演説し、「建設のスピードや航行の自由への影響など、今年に入って中国の南シナ海での人工島建設が注目を集めているようだ。実際のところ、これらの建設は民事的な機能を主としており、南シナ海での航行に対してより良い公共サービスを提供できるようになるはずだ」と語った。

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は先月中旬、中国が南シナ海の人工島に3本目の滑走路を建設している可能性があると指摘。さらに中国当局は今月上旬に灯台2基の運用開始を宣言しており、これについてロイターは東南アジア研究所(シンガポール)の専門家の「もし米国の軍艦などが中国の作った灯台を使用し、航海日誌にこれを記録した場合、中国の主権を実質的に認めたのと等しい」「灯台建設は中国の南シナ海問題における主張を強化するものであり、諸外国に中国の主権を認めさせる有効な戦略だ」とのコメントを伝えている。(翻訳・編集/野谷

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