2015年10月25日、韓国・聯合ニュースによると、海外の大学で韓国史関連の研究と講義を行っている教授や講師154人が、韓国政府の歴史教科書国定化計画への懸念を伝えた。

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25日に発表した声明で、「民主主義国では、歴史教科書は多様な意見や分析を尊重し、自由な議論と専門の歴史学者たちの研究を基に作られなければならないと信じている」と主張した。また、「韓国政府の歴史教科書国定化計画は、過去数年間、自由な発言の機会と学問の自由を抑圧してきた政府の政策の延長線上にある」と批判した。さらに、「歴史は科学とは異なり、歴史学者たちのさまざまな洞察力を土台にしたもの」とし、「歴史に単一の解釈を適用しては正しい歴史を作ることができない」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「国は、国定化しようとする事実も歴史に残るということを知って欲しい」

「歴史教科書が国定化されたら、朴正煕（パク・チョンヒ）元大統領（朴槿恵大統領の父）が韓国建国の祖になるのではないか」

「私は国定化に賛成する。学者たちが反対している理由は、単に『国定化』ということが嫌だからじゃないのか？」

「海外の学者たちにも共産主義者が多いようだ。それとも従北のやつらに誘導されているのか？」

「国定化教科書によって、全体主義的に画一化した教育を行うことは間違っていると思う。画一化された教科書で偏向した考えを子どもたちに浸透させることは、反感を与えるだけだ。それだけでなく、歴史を単に過去の事実として教えるのではなく、民族和合の手段として活用するという点を排除してはいけいけない」

「全体主義的愚民化政策だ」

「韓国政府は教科書を国定化して、北朝鮮と同じように国を運営しようと思っている。『偉大な指導者、大統領様』と呼んでほしいのか」

「このような政策をみると、朴槿恵（パク・クネ）政府は保守ではなく、極右に近いように思える」

「私は親北も嫌だが、親日はもっと嫌だ。『良い悪い』の判断は国民がするから、国定化教科書を早く作って教えろ。そうすれば、偏りのない考え方が身に付くと思う」

「国定教科書に大きな反感はなかったが、歴史学者たちがこんなに反対しているのを見ると、国定化には何か大きな誤りがあるのか？なぜ専門家や国民の多くが反対しているのか分からない」（翻訳・編集/三田）