<南シナ海問題>米海軍が中国の人工島12カイリ以内に近く進入か、「オバマ政権の最終承認待ち」とも―海外メディア

Record China    2015年10月9日(金) 16時13分

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9日、英メディアによると、中国が南シナ海で進める人工島建設をめぐり、米政府高官が「米国の艦船が今後2週間のうちに島の12カイリ以内に進入する見通しだ」と発言したことが分かった。写真は南シナ海。

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2015年10月9日、環球時報は英紙フィナンシャル・タイムズの報道を引用し、中国が南シナ海で進める人工島建設をめぐり、「米国の艦船が今後2週間のうちに島の12カイリ以内に進入する見通しだ」とする米政府高官の発言を伝えた。

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ホワイトハウス側はこの件に関する具体的なコメントを避けているが、米紙「ネイビー・タイムズ」は米国防総省関係者の話として「海軍の準備はすでに整っており、オバマ政権の最終承認を待っている状態」と説明。一方、フィナンシャル・タイムズは中国外交部報道官が8日の記者会見で述べた「中国政府は関連の報道に注意している。南シナ海問題において、米国とはスムーズな意思の疎通を続けている」とのコメントを紹介した。

中国外交部は以前、「航行の自由とは、海外の軍艦、軍機が一国の領海、領空に自由に進入できるということではない」との考えを表明しており、中国社会科学院の研究者は「米国が実行に移せば南シナ海情勢に混乱を招く」「ベトナムやフィリピンに誤ったシグナルを送ることになる」と指摘。別の研究者は「米軍の中国領海への進入は明らかな侵犯行為。中国は阻止に動くだろう」「航行だけに止まれば、警告と追跡監視を受ける」との見方を示している。(翻訳・編集/野谷

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