2015年10月15日、韓国・聯合ニュースによると、韓国銀行（中央銀行）は14日発表した報告書で、「中国が加工貿易中心の経済構造改革に取り組んだことで、韓国の対中輸出が大きな打撃を受けている」と指摘した。環球時報（電子版）が伝えた。

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韓国の対中輸出が今年不振なのは、中国の産業の構造的な変化に原因がある。中国は加工中心だった産業構造の改革を図り、中間産品の生産能力を大幅に引き上げた。このため、韓国から中国への輸出が大きな打撃を受け、中間産品輸出を対中貿易の柱としてきた韓国の戦略は調整を余儀なくされている。

中国政府は現在、特定産品の輸出入制限を打ち出している。このため韓国の第1、2四半期の貿易額は大きな影響を受けた。9月以降韓国の輸出額は前年に比べて減少しており、経済の先行きも楽観できない。

中国は機械、自動車、原材料、部品などの調達率引き揚げを目指している。今後韓国政府は何らかの対策を取らなければならないだろう。（翻訳・編集/大宮）