退役軍人、張波さんの発明「携帯電話充電多機能ベルト」の誕生秘話

Record China    2006年7月5日(水) 1時12分

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張波さんが発明した携帯電話充電多機能ベルト。

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2006年7月3日、江西省(こうせいしょう)カン州市の退役軍人、張波(チョウハ)さんが発明した携帯電話充電多機能ベルトが市販された。

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この発想は2002年、現役時代の張波さんと二人の親友が一緒に深せンを旅行した時、一人の友人が携帯電話の充電器を忘れたことがヒントとなっている。充電器を貸してくれる店を三人で、深センの街中を探したが、なかなか充電器を貸してくれる店が見つからなかった。そしてついに、ある雑貨店の店長が充電器を貸してくれたのだった。その友人はその好意に感謝するため、そのお店の商品であるベルト一つを買った。この事がずっと張波さんの印象に深く残っていたのだった。

その後、張さんは退役し、公務員となった。張波さんのような悠々自適の安定した生活を多くの人は羨ましがるが、張さんにとっては、気ままな時間を自由に持つことが出来ないため、他人が羨むほどには楽しくなかった。そして、2004年8月、彼は独立し、自分オリジナルの特許製品の開発に着手した。その開発された商品こそ、この「携帯電話充電多機能ベルト」だ。1回充電すると3時間の連続通話が可能。その商品には結構人気が集まり、よく売れていた。しかし、大ヒットにはならなかった。張さんはその原因をよく調べあげた。そして分ったことは、現在、中国の携帯電話の種類は国内のも、国外のも、合わせて数十種類があり、一つのベルトでは一種類の携帯電話にしか対応できないことが判明した。これはたいへん大きな原因といえるものだった。

2006年、張波さんはカン州市で「天沢会社」を創立して、第2世代になる、多種類の携帯電話充電機能付きのベルトを誕生させた。しかも、今回、張さんは前の商品にみられた“ヤスモノのイメ−ジ”を一掃するため、牛革を使い、高級感あふれる仕様、デザインにした。張波さんは自分の今回の商品に自信満々だ。今回こそ、全国の大ヒット商品になると、力強く話している。

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