2015年10月7日、今年のノーベル物理学賞受賞が決まった東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長の記者会見での発言に、中国のネットユーザーが関心を寄せている。

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中国新聞網は6日夜に開かれた東大キャンパスでの記者会見について、「梶田氏は『頭が真っ白で…』と受賞の感想を述べた」と紹介。また、自身の研究について語った「人類の知の地平線を拡大するような研究を、研究者個人の好奇心に従ってやっている」との発言も取り上げ、個人の名前で授与された賞だがチーム全体に感謝する姿勢を示したことも報じた。さらに美智子夫人の長年の支えに対する感謝の言葉や、美智子夫人が「研究している姿をほとんど見たことがない」「（梶田氏は）真面目な人」と語っていることなども伝えている。

これに対し、中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

「純粋で愛すべき人柄だ！」

「日本人の受賞はこれで何人目だ？」

「日本人の愛国心は中国人より上だね」

「これまで日本に行って爆買いする中国人をばかにしてきたけど、日本びいきがこんなに大勢いたとは…。自分は間違っていたのだろうか」

「愛国主義者がどんなに日本を批判しようが、日本の科学技術が中国に浸透しているのは事実」

「梶田氏は世界で最も偉大な科学者の1人。名誉や利益を追求することなく、人類のためにひたすら研究に励んできたんだ。世界中の人間が尊敬するに値するし、我々はこのような科学者に対して民族的な不満を抱くべきではない」

「日本と米国の科学技術重視の姿勢、本当にすばらしい。民度が低く、偽物や粗悪品ばかり作っている国とは違う」

「日本のノーベル賞受賞者は所長という肩書を持っているのに、我々は今回受賞した中国人学者の存在を知らなかった。この点から考えると、中国には日本と比較しようとする資格すらないな」（翻訳・編集/野谷）