2015年9月30日、中国メディアの北京晨報が、「中国人旅行者をごまかすべきではない」と題する記事を掲載した。

【その他の写真】

記事では、最近、海外旅行に出かける中国人旅行者のマナー違反が話題となっていることに触れ、「億単位の中国人が海外へ出かけるようになったいま、一部の中国人によるマナー違反は、中国人旅行者全体のマナーが悪いことを示しているわけではない。オーストラリアでも間違いなく地元の人がポイ捨てした吸殻を見かけるし、欧州でも酒に酔って暴れる地元の人がいる」と、中国人だけがマナーが悪いとのレッテルを貼るべきではないと主張した。

この記事が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で伝えられると、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「やっぱり日本に行くべきではないということだな」

「言っていることは間違っていないが、もう1つ原因がある。それは非常に変態的な隣国が外国でのマナーが良すぎることだ」

「泥棒を捕まえたら、なんでほかにも泥棒がいるのに俺だけ捕まえるのかと文句を言うようなものだな」

「海外に出たらその国全体の民度を代表するものだろ。それなのにごまかすなとか言ったらどう思われる？民度が低いうえに学ぼうともしないとは」

「中国人の民度は教育レベルの高い国とは比べられないのは確か。でも意図的に中国人のマナー違反が誇張されているのも確か」

「中国人旅行者はそこまで民度が低くない。外国人のマナーもそれほどいいわけではない」（翻訳・編集/山中）