ネットも活用、究極の内申システムで受験地獄解消?学生の日常生活全てを記録―北京市

Record China    2007年10月15日(月) 10時47分

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2007年10月、中高での学習成績・精神状態・課外活動など全ての活動を記録し、内申点として大学入試の参考にするシステムを北京市が開発している。写真は市内で開催された小中高生の絵画コンクール。

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2007年10月、中学・高校での学習成績・精神状態・課外活動など全ての活動を記録し、内申点として大学入試の参考に出来るシステムを北京市が開発していることが明らかになった。年内にも完成の予定だという。

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現在開発されている新システムは学生に関するあらゆる情報を記録しようというもの。記録される情報には写真・自己評価・学生の思想・学業成績・課外活動への参加・健康状態・運動能力・芸術活動などさまざまな項目が含まれている。また、ネットを通じて学生本人、保護者が自分の意見を書き込むことも可能になるという。

現在、中国ではテスト成績だけで大学入試の合否を決める現行システムに批判が集まっている。そのため“総合素質評価”という新評価制度の導入が進められており、テスト成績以外の日頃の生活・学習態度などが大学入試の合否判定に用いられることになるという。北京市のシステム開発も“総合素質評価”の一環として開発が進められている。ただ、あまりにも詳細かつ広範な個人情報が集積されることに不安の声も上がっているが、アクセス権限が細かく設定されていたり一度記入した情報は変更できないなどプライバシーへの配慮も盛り込まれているという。(翻訳・編集/KT)



   

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