731部隊の実態描いた「悪魔の飽食」の作家・森村誠一氏、ハルビン市が栄誉市民を授与―中国メディア

Record China    2015年9月28日(月) 10時42分

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27日、731部隊が行った人体実験の実態を明らかにした「悪魔の飽食」の著者・森村誠一氏に、中国黒竜江省ハルビン市が名誉市民の称号を送った。写真は731部隊跡地。

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2015年9月27日、新華社によると、旧満州で関東軍731部隊が行った人体実験の実態を明らかにしたノンフィクション作品「悪魔の飽食」の著者・森村誠一氏に、中国黒竜江省ハルビン市が名誉市民の称号を送った。

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森村氏への名誉市民授与が決定したのは、25日に行われたハルビン市政府常務会議でのこと。森村氏は執筆に当たって元隊員に取材を重ね、多くの証言を得たほか、中国や米国でも貴重な資料を収集。作品は続編も合わせて300万部の大ベストセラーとなった。

中国で行われた抗日戦争・反ファシズム戦争勝利70周年イベントに関連して、ハルビン市の侵華日軍第731部隊罪証陳列館は、森村氏らの呼び掛けで1994年に設立された「悪魔の飽食合唱団」を同市に招待、公演が行われた。

同合唱団はこれまでにも中国のほか、日本、韓国、ロシアなどでも公演を行っており、特に2005年の南京公演は大きな反響を呼んだ。(翻訳・編集/岡田)

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