「政治の場」から「ビジネスの舞台」へ、釣魚台国賓館の変容―北京市

Record China    2007年10月12日(金) 12時47分

拡大

中国現代史、たびたび搭乗する釣魚台国賓館。政治の舞台として使われてきたこの中国最高のホテルが、今、ビジネスの舞台として活用されつつある。

(1 / 2 枚)

中国現代史をひもとけば、必ず釣魚台国賓館の名前を目にすることになる。1960年代の開業直後は毛沢東・劉少奇・周恩来など共産党の指導者が臨時の住居・オフィスにしたことで知られた。文化大革命時は江青など指導者が入居、あたかも政治の中心であるかのような様相を呈した。

その他の写真

1978年以降、中国の指導者は釣魚台国賓館を住居としていないが、外国の元首などVIPを迎える最高のホテルという位置づけは変わっていない。

しかし政治的な色彩が濃かった釣魚台国賓館だが、現在開放が進められ、ビジネスの舞台へと変わりつつある。

現在、大手企業を中心に釣魚台国賓館で会議や販促イベントが行われるようになった。1棟を借り上げる料金は1日5万ドル(約600万円)。ただし国賓に提供される18号棟、12号棟の借り上げには料金以外にもさまざまな条件が課せられる。また毎年7万人以上が同ホテルのレストランを利用する。最高レベルの資格を有した10数人の高級料理人を筆頭に300人の大調理チームを有する同館の料理はまさに絶品。サービスのレベルも高く、ビジネスユースには最高の条件だという。

50年近く変わらぬ姿を保ち、落ち着きを見せる釣魚台国賓館。今、時代の変化に合わせた新たな様相を見せつつある。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携