2015年9月17日、韓国・聯合ニュースによると、韓国サムスン電子のスマートフォンが米アップルのiPhoneのように高級感あるイメージを打ち出せないのは、スター級デザイナーの不在が原因だとの見解が韓国で出された。

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韓国の民間シンクタンク・KT経済経営研究所は17日、報告書を通じ「ウエアラブル端末市場の増大とともに、ファッションとハイテク技術が結び付いた製品が増えている」と指摘した。アップルが仏エルメスの協力を得てアップルウオッチを発売し、サムスンが伊アレッサンドロ・メンディーニのデザインを取り入れたスマートウオッチを発表するなど、端末がファッションアイテムとしての重要性を増しつつあるというのだ。

この傾向はスマートフォンにも当てはまるが、報告書は「（サムスンの製品は）依然プレミアム端末としてのイメージがiPhoneと比べ劣っている」とし、背景には、アップル社のジョニー・アイブ氏のようなスター級デザイナーの存在があると指摘、「サムスンなど国内スマートフォンメーカーに重要なのは、端末デザインや性能改善だけでなく、国際レベルで影響力あるスター級デザイナーを迎えること」と提言した。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「デザイナーが原因じゃない。逆にサムスンにあってアップルにない物…それは通信会社のロゴ」

「iPhoneのデザインができたのは、もうずいぶん前だよ。機能が良いから買うだけ。デザインは関係ない」

「アップル製品はやっぱり名品だよ」

「アップルは自社のデザインを顧客が気に入るように作り、サムスンは既に顧客に人気のあるデザインしか作らない。それがトップに立てない理由だ」

「韓国のiPhoneユーザーで、デザイナーが誰か知ってる人なんているかな？僕もこの記事で初めて知ったよ。iPhoneのプレミアムイメージは、デザイナーではなく、アップルというネームバリューから来るもの」

「アップルとサムスンのスマホの違いがデザインにすぎないなんていう断片的な視点でしか語られないこと自体が、追い付くまでの道のりが遠いことをよく表している」

「サムスンにはデザインなどなくていい。アップルのをパクって作ればいいんだ」

「サムスンにない物がもう一つ、それは良心」（翻訳・編集/和氣）