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目前に迫った中国共産党第17回党大会。10月13日までに、多くの海外メディアが大会の議論の焦点について報道。経済成長の陰で取り残された市民の暮らしをどうするかなど、「民生」に関し、新たな方針が打ち出されるとの観測も。
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目前に迫った中国共産党第17回党大会。2007年10月13日までに、中国国内のみならず華字紙を含む海外メディアが大会の議論の焦点などについて報道している。いまや名実ともに大国となった中国の舵取りをどうするか、文字通り世界中が注目している。
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イタリアの華字紙「欧華連合時報」は「党大会が中国の未来を決定するのみならず、世界全体にも大きな影響を与える重要な舞台だ」と指摘した。台湾、香港、マカオのメディアも特集記事を組むなど、これまでにない報道ぶり。
各メディアの注目点は「民生」。米国の華字紙「僑報」は「中国民衆の“笑顔”が十七大の鍵」と題した社説を発表。今回の党大会では、市民生活の向上を目指す方向性がより強く打ち出されるとの観測を示した。過熱する経済の陰で、社会格差が急激に広がる中国。弱者を含む市民の最低限の生活や生きる権利を守れるか。今大会で具体的な方策が打ち出されるかどうか、中国共産党の姿勢が問われるとの論評が目立つ。(翻訳・編集/KT)
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