拡大
10日、上海市浦東新区の康慧軍副区長が職権を利用した不動産の転売で約1600万元(約2億5600万円)の利益を得ていたとして、このほど副区長職を解任された。
(1 / 3 枚)
2007年10月10日、上海市浦東新区の康慧軍(カン・ホイジュン)副区長が職権を利用した不動産の転売で約1600万元(約2億5600万円)の利益を得ていたとして、8日、副区長職を解任された。
【その他の写真】
雑誌「財経」によると、康氏は今月に入り公の場に姿を見せていなかったことから「双規」と呼ばれる党の汚職摘発専門の特殊な取調べを受けていたとみられる。今年50歳の康氏は長く浦東新区行政の要職を歴任してきた。今やビジネスの中心として高層ビルが林立する陸家嘴地区開発の実権を握り、「浦東の地主」との異名をとるほどだったという。
康氏は、妻名義も合わせて一時24戸もの超豪華マンションを所有し、うち8戸を売却して巨額の利益を手にした。時まさに不動産バブル、同氏に限らず多くの役人がマンションの転売で稼いでいるのが実情で、今回の報道に震え上がっているとみられる。(翻訳・編集/WF)