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10日、台北市のある動物園では2002年から5年半の間に、1603頭もの動物が死亡していると報じられた。視察した議員は、動物たちが劣悪な環境下で飼育されていると指摘する。
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2007年10月10日、台湾の「東森新聞」は2002年から現在までに台北市動物園で1603頭もの動物が死亡していると伝えた。
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台北市動物園には66種の絶滅危惧動物が飼育されているが、ナイルワニやグレビーシマウマ、アジアゾウ、ジャガー、ローランドゴリラなど、その3分の1を超える23種がすでにオスだけ。
この状況を聞いた庄端雄台北市議会議員は、同園を訪れて自ら調査。プーマは狭い檻に閉じ込められて衰弱して見えたが、檻の中を神経質そうに絶えず歩き回っていた。カバは狭い池の中に10頭以上詰め込まれ、人気者のコアラは、枯れ木の上にくくりつけてあるバケツの中に差し込んであるユーカリを食べている。
この動物園では、他の動物に対する扱いも粗略であることが判明。係員が動物の数を数えて、変化があれば書類に記入して終わりというお粗末さであった。(翻訳・編集/本郷智子)
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