2015年9月14日、中国・参考消息（電子版）によると、仏AFP通信は、ロシアの「赤のツアー」が大量の中国人旅行者を引き付けていると報じた。

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ロシア観光当局によると、昨年にロシアを訪れた中国人旅行者は41万人に迫る勢いで、外国人旅行者の中で最も多かった。中国人旅行者は13年以降、1割増えている。

サンクトペテルブルクの観光当局者は「今年上半期だけで20万人超の中国人がロシアを訪れた。今夏は昨年の3割増しで忙しかった」と話す。

博物館と豪華な宮殿でその名を知られたロシア第2の都市・サンクトペテルブルクには昨年、2万6000人近い中国人が押し寄せた。

中国人のお目当ては1905年と17年の革命やソ連時代の指導者ゆかりの地をめぐる「赤のツアー」だ。8日間の同ツアーは、モスクワのレーニン廟（びょう）から始まり、レーニンの出生地であるヴォルガ河畔のウリヤノフスクや、レーニンが学んだカザンをめぐり、革命が起きたサンクトペテルブルクを訪れる。

今年、サンクトペテルブルクを訪れた中国人は4〜5万人に上るという。欧州各地から訪れた旅行者が楽しむのはその旧都の風貌やエルミタージュ美術館だが、中国人客が最も見たがるのはソ連時代のレニングラードの革命史なのだ。（翻訳・編集/柳川）