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8日、かつてチャン・イーモウ監督から「顔もスタイルも悪い」と言われた女優ウェイ・ミンジー。苦学の末、米国の大学をこのほど卒業、念願の主演・監督映画を制作した。資料写真。
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2007年10月8日、中国の新華社はかつてチャン・イーモウ監督の「1個不能少(原題)」に出演し、彼から「顔も不細工だし、スタイルも悪い」と酷評された女優ウェイ・ミンジー(魏敏芝)が、米国で監督デビューしたと報じた。
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ウェイはもともと監督志望で、北京電影学院監督科の入学試験を受けたが、あまりにもあか抜けない雰囲気のせいか、面接で落とされてしまった。しかし、あきらめきれない彼女は西安にある某メディア学院脚本監督科に入学。その後、米国籍の中国人博士に見出され、米ブリガムヤング大学メディアテレビ科に留学し、学費全額免除の成績優秀学生に選ばれた。
卒業後、スポンサーを見つけたウェイは、自らが初監督し主演した映画「母親的心願(原題)」を制作。「貧しい生活を送る子供たち」の生活を題材にした映画を撮りたくて監督になったという彼女らしく、出演する役者にすべて素人の一般人を起用。真実の姿を撮ることにこだわりを見せている。(翻訳・編集/本郷智子)