「ホタル祭り」に反対の声、来場者の横暴で会場には死骸が散乱―広東省広州市

配信日時:2015年9月9日(水) 13時3分
「ホタル祭り」に反対の声、来場者の横暴で会場には死骸が散乱―広東省広州市
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7日、中国南部の広東省広州市で開催中のホタル祭りに一部市民から反対の声が挙がっている。祭りの開催はホタルの生態系にとってかえって被害になるとの考えからだ。資料写真。
2015年9月7日、中国南部の広東省広州市で開催中のホタル祭りに一部市民から反対の声が挙がっている。祭りの開催はホタルの生態系にとってかえって被害になるとの考えからだ。祭りには連日、多くの旅行客が訪れている。広州日報が伝えた。

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広州市の蓮花水郷で4日より開催中の「蛍火虫文化節」。夕刻にもなるとあちこちでホタルの光が灯りだす。会場には3つのテントが設置され、中にはそれぞれ数百匹のホタルが放されている。ホタルを1カ所に集めて華やかに見せるためだ。そのうちのひとつは20人ほどの来場者が出入りできるようになっており、スタッフの制止の声も聞かずにホタルを捕まえる人たちがいた。そのほか、会場ではフラッシュを使用したカメラ撮影は禁止されていたが、これも無視する人が多数。草むらには来場者に踏みつぶされてしまったホタルの死骸が散乱する始末だ。

加えて、祭りで見られるホタルは現地で自生しているものではないという。広東省蛍火虫協会の会長によると、「こんなに都市部に近い場所でホタルが自生するはずがない。国内のたいていのホタル祭りで見られるホタルは、どこかで捕まえてきたものを放しているだけ。ホタルの飼育は難しく、コストもかかる。捕まえてきたホタルはもちろん、すぐに死んでしまう」と話した。しかし、ホタルは国家指定の保護動物ではないため、これを捕まえる行為について法的責任は問われることはないという。

報道に対し、インターネット上では「ホタルの光でロマンチックな気分を味わいたいカップルの皆さん。そうしたいなら自らの足で(ホタルの棲む)田舎へ出かけてくださいね」などの意見が飛んでいる。こうしたホタルのイベントはこの祭りに限らず、中国各地で企画されては反対の声が挙がっている。(翻訳・編集/愛玉)
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