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日照りの続く湖南省長沙市で、気象人工操作でロケットを使い降雨を増やす。中国の気象人工操作システムは世界にも例がないという。
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2007年10月7日、中国の「人工影響天気システム」は世界の先例となっている。人工影響天気とは、気象災害を防止または被害を減少させるなどの目的で、人工的な手段を用いて局地的に降雨降雪量の増加、消霧、消雲などを起こさせる天気操作を指す。
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新華網によると、中国では、このシステムは組織的に管理されている。国が管理指導し、その下の省、県、市など各地の政府が共同参与する仕組み。こうした国家レベルでの取り組みは世界的に見ても例がないという。
こうした人工影響天気が社会と経済にもたらす効果に期待が高まっている。統計によれば、2006年1―10月の30あまりの地域で増雨、防雹などの人口天気操作がおよそ1万9600回行われた。北京五輪開催中も競技を円滑に行うため天候操作が行われる予定である。(翻訳・編集/BA)