2015年9月4日、あるネットユーザーが中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に「日本のアニメは好きだけど、日本人は心の底から嫌い」と書き込んだ。

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中国は9月3日を抗日戦争勝利記念日に制定しており、ネット上ではこのところ訪日旅行や日本製品の購入を非難するコメント、安倍晋三首相の退陣といったデマ情報まで飛び交っている。「日本人が心の底から嫌い」と書き込んだネットユーザーは、「日本の漫画やアニメは好きだし、お寿司もおいしいと思う。日本に行って桜も見たいけど、日本と日本人は嫌い。理由なんてないが、もし理由が必要というのであれば自分が中国人だからだ。これでは不十分だろうか」とつづっている。

これに対し、他のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられた。

「こういうのを屁理屈って言うんだ」

「日本の一般市民は悪くないよ。問題は政府」

「政府だって日本人の集まりじゃないか」

「自分は沖縄と寿司が好き。でもきれいな景色は中国にだってあるし、寿司は韓国にも中国にもある。日本のことは恐ろしいと感じてしまうな」

「中国人だから日本が嫌いって気持ち、同感！」

「中国料理はメニューが豊富だし、各地方の名物だってある。なんでわざわざ寿司なんか？」

「寿司が最初に作られたのは中国だ！」

「日本人は礼儀正しいし、友好的だと思うよ。日本の小さな子どもは中国語で『こんにちは』って言ってくれた」

「日本に行けば日本人の良さが分かる！日本で伝統的な旅館に泊まったら、帰り際に従業員の人たちが中国国旗を振って見送ってくれたよ！」

「愛国とは、日本を憎むことではない」

「日本国民に罪はない。しかし、右翼勢力はさらに拡大してきたな」

「日本に行ったことがないから、みんなが口にするような日本人の良さって理解できない。日本ブランドは身の回りにあるけど、日本人が嫌いという気持ちはどうしようもない」

「天津で爆発が起きた時、日本人はネットに中国を思いやるコメントを寄せてくれた。日本人はばかじゃない。政府の言うことをそのまま信じたりはしないよ。国民と政府は別」（翻訳・編集/野谷）