春秋時代の墳墓群の発掘終わる、人の大脳や精緻な絹織物など貴重な発見―江西省

Record China    2007年10月7日(日) 14時41分

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6日、江西省宜春市靖安で発見された中国春秋時代の墳墓群の発掘が終了。木棺の古墳群としては最古で、人間の大脳組織や精緻な絹織物など貴重な発見があった。

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2007年10月6日、江西省宜春市靖安で発見された春秋時代(紀元前770〜403年)の墳墓群の発掘が終了した。過去発見された木棺の古墳群としては最古のものと見られ、47基の木製の棺から被葬者10体が見つかった。うち9体には大脳組織も残っており、酸性土壌の南部地域で東周代の人体が完全な形で長期保存されていたのは初めてのこと。

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副葬品は、絹織物、漆器、竹や木の器だけでなく玉(ぎょく)や金でできた器など600点以上が出土した。特に絹織物は1cmに240本もの絹糸が織り込まれ、現代でも再現が難しいほど高い技術だという。おそらく絹織物では最古と思われる。

また、人体の鎖骨やひざ、頭蓋骨、歯根に黒い結晶体が見つかったことも注目されている。リンや鉄などの元素からなり、鉄リン酸塩類ではないかと見られ、新たな発見として今後研究が続けられる。(翻訳・編集/WF)

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