2015年9月1日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に、日本の引っ越し業者を紹介する動画が掲載され、ネットユーザーの大きな注目を集めている。

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動画は、一般的な家庭の引っ越しを紹介するもので、引っ越し業者が家の中に傷が付かないよう養生したり、毛布やカバーで大型の家具を素早く包んだり、さまざまな家具の形に合わせて段ボールを切ったり折ったりしてきれいに箱詰めしたりする様子が詳しく紹介されている。また、丁寧で細やかなサービスを実現させるための引っ越し業者の訓練の様子や、「単に荷物を運ぶだけでなく、お客様の大切な家財、お客様の気持ちを運んでると考えて作業にあたっている」という作業員のコメントも紹介している。そのほか、荷解きの際に客の指示通りに家具を配置し、簡単な掃除までしてくれるなど、行き届いたサービスについても言及している。

この動画に、中国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられている。以下はその一部。

「尊敬すべき、そして恐るべき民族だ」

「日本人はあらゆることを徹底的に追及することができる」

「中国人には日本のこういう匠の心が欠けてるんだよな」

「中国なら金さえ出せばできないことはない」

「中国人ができないわけじゃない。出せる金が少ないから。1元で100元のサービスは受けられない」

「日本は先進国。われわれは確かに劣っている。見栄を張るな」

「中国ではどれだけお金を積んでも、こういうサービスは受けられない」

「こういうふうにしてくれるなら、どんなに高くても出すよ」

「中国なら10回は往復するのに、日本なら1回で済んじゃうんだね」

「こんな引っ越し業者なら、絶対にチップをはずんじゃう」

「こういう細やかで客のことを考え尽くしたサービスは、中国で実現するのは難しい。郵便も荷物を放り投げたり、勝手に開けて盗んだりする問題が解決できない。まず企業が従業員を大事にしなければ、従業員は仕事を大事にできない」

「確かにそう。引っ越しは本当にハラハラする。引っ越し業者に責任感があって、もっと客のことを考えてくれれば、高くても市場はあるよ」

「これは私たちが想像もしなかった、そして長年かかっても追いつけないことだ。だが日本人にはこれが当たり前なんだ」（翻訳・編集/北田）