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日本語の先生に思わず「うめー」と言ってしまい、慌てて「うまい」と言い直した―中国人女子学生

日本僑報社    2015年8月31日(月) 8時49分

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中国人が日本語を学習する際に難しいと言われるもののなかに「敬語」がある。遼寧師範大学の王瑩さんは、日本語の使い分けを通じて自分なりの「日中の懸け橋」を見付けたようだ。

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中国人が日本語を学習する際に難しいと言われるもののなかに「敬語」がある。中国語は、相手や場面によって表現が変わることはあまりないためだ。遼寧師範大学の王瑩さんは、そうした日本語の使い分けを通じて自分なりの「日中の懸け橋」を見付けたようだ。

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「私は一生懸命日本語を勉強して、日中友好交流の架け橋になりたいと思っています。ご清聴ありがとうございました」。これはスピーチをする時によく使われる模範的な結末で、私もよく使っている。でも、正直言って、「日中の架け橋」というものがどういうものなのかまったく分からなかった。

私は大学から日本語を勉強した。1年生の時、クラスメートに韓国人の留学生がいた。共通語はなかったので、日本語でコミュニケーションした。その時、私は「日本語を習っていてよかったなあ」と思った。その時まで、私にとって日本語の勉強は、学校でいい点数を取るための手段のようなものだったが、初めて日本語を使って留学生と仲良くできてうれしかった。

だんだん、周りに日本人の留学生が多くなると、時々ドラマで聞いた日本語を使っていた。「今日の授業スゲー眠たかった」「わたしも」「昼何にする」「めんどくせーなー」「ラーメンにしようか」「またかよ」。こんな会話の時に、「今日の授業はすごく眠たかったですね」などと言ったら、一人だけ上品みたいで、友達に仲間はずれになるような気がする。「今、困ってるんよ〜」などと言うと、親しみがわく感じがする。「あー、やっと若者の言葉に慣れてきた」と思っていたが、また問題が出て来てしまった。

ある日、先生のお宅で夕御飯を食べた時、思わず「うめー」と言ってしまい、慌てて「うまい」と言い換えた。そうしたら、「王さん、こういう時は『おいしい』というのですよ」とたしなめられた。あとで友達にこの話をして笑われた。

大学で、「最近、日本人学生の日本語は乱れていて、留学生の日本語の方がきれいだと感じます」とほめてくださる先生もいた。でも、実は、日本語の使い分けには、とっても苦しんでいる。私がその使い分けに一番苦労しているのは敬語である。日本語を話すアルバイトをしたとき、外来語を含む専門用語やお客様への敬語でとても苦しんだ。「何をお召し上がりになられますか」「はい、チキンバーガー2つください」「チキンバーガー、お2つでよろしいでしょうか」「はい」といった具合だ。

だんだん私は「日中友好の架け橋」の意味を理解し始めた。「架け橋」とは行ったり来たりしてこそ、意味がある。いろんな人といろんな日本語で、気持ちや情報を交換することによって、私は周りの人と橋を架けることができるようになった、勉強に使用する日本語、友達と話す日本語、アルバイトで使う日本語…。私は相手によって、形の違う橋を架けている。自分の知っている中国のことを知り合った日本人に伝えているうちに、いつの間にかもう「日中の架け橋」になっていた。私の「架け橋」は狭くて小さな橋だけれど、一人一人の温かさを感じながら交流している橋だと思っている。(編集/北田

※本文は、第二回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「壁を取り除きたい」(段躍中編、日本僑報社、2006年)より、王瑩さん(遼寧師範大学)の作品「日中友好のために―私の架け橋」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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