2015年8月21日、韓国のインターネット掲示板に「世界中で差別に遭う東洋人」と題するスレッドが立ち、スレッド主が各国メディアで取り上げられたさまざまな事例を紹介した。

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カナダ、オンタリオ湖周辺では、釣りを楽しむ東洋人にこっそり近づき、湖に落とす「遊び」がはやっているという。スペインで韓国人旅行者が買ったスターバックスコーヒーのカップには、東洋人を表す「目の細い」顔の絵が書かれていた。サッカー元韓国代表の安貞桓（アン・ジョンファン）氏は、イタリアのACペルージャ在籍時代、チームのイタリア人メンバーから「ニンニク臭い」と怒鳴られたと、テレビ番組で語っている。東洋系の母を持つ米国出身のモデル、ダニエル・ヘニー氏も、幼い頃に米国で人種差別に遭ったことを韓国で告白した。他にも、中東、ドイツ、インド、ベルギー、オーストラリア、ロシアと、スレッド主は数多くの事例を掲載した。

そんなスレッド主が最後に挙げたのが、韓国で暮らす黒人男性のエピソードだ。アフリカ・コートジボワール出身の男性は、地下鉄で自分が座ったら両隣の席から人が立ち去った、と嘆く。また、彼を取材した番組では、韓国人女性が「（アフリカでは）ごはんを手で食べるし、住める場所じゃない」と発言、韓国人の子どもたちが「黒いおじさん」、「チョコレートみたい」などと容赦ない言葉を浴びせる様子が放送された。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「黒人を差別するやつは、東洋人の差別に遭っても仕方ない」

「来世では白人男性に生まれたい」

「海外で働いてるけど、東洋人として西洋世界で暮らすのは本当につらい」

「東洋人も白人を差別してやればいい」

「東洋人の目が細いのは認めないとね。外見で劣っていることは認める」

「世界の覇権はまた東洋にやって来るはず。もう少しだけ我慢しよう」

「20年もすれば、アジアで作られた物が世界を掌握する。今のG7の半分以上は後ろに追いやられるだろう」

「日中韓が合体して強くなれば、西欧のやつらに見下されなくて済みそうだ」（翻訳・編集/和氣）