日韓の“美談”センスの違い?=フィリピンのホームレスに食事をおごった韓国人に称賛の嵐、日本ネットは「これって美談なの?」の反応

Record China    2015年8月25日(火) 16時32分

拡大

25日、フィリピンでホームレス女性に食事をおごった韓国人大学生がフィリピン国内で称賛を受けているとの韓国経済紙「アジア経済」の報道について、日本のネット世界ではむしろ「これって美談なの?」と疑問視する声が支配的だ。写真はフィリピン。

(1 / 2 枚)

2015年8月25日、フィリピンでホームレス女性に食事をおごった韓国人大学生がフィリピン国内で称賛を受けているとの韓国経済紙「アジア経済」の報道について、韓国のネットユーザーからも称賛の嵐が巻き上がっているが、日本のネット世界ではむしろ「これって美談なの?」と疑問視する声が支配的だ。

その他の写真

“美談”を最初に伝えたのはフィリピン人女性。自身のフェイスブックに12日、「バギオ市(ルソン島)で見た感動的な出来事」として、「みすぼらしい服装のホームレスのおばあさんがファストフォード店(ケンタッキーフライドチキン)のレジで注文した後、お金を払わないまま、(多分めぐんでもらえることを期待しながら)もじもじしていたところ、見かねた男性が払ってあげた」と紹介。その後、男性はおばあさんと一緒にその店で一緒に食事をしたといい、女性はその様子を写した写真も掲載した。この男性は後で、バギオ大学に通う韓国人学生のチョンさんと判明。「自分の祖母を思い出して助けた」と語っている。この話は報道を通じてフィリピン国内で広まり、同紙は「善行が人種も国籍も超越した」と報じた。

韓国のネットユーザーからは「温かい心を持ったすてきな学生だ」「誇らしい」「優しい人だ。子どもはこう育てなきゃ」などと称賛する声が相次いだ一方、「コピーノ(韓国人男性とフィリピン女性の間に生まれた子ども)を生ませて逃げる韓国人のせいで恥ずかしかった。こういう善行がもっと広がってほしい」「これ以上の愛国はない。外国で『アグリー・コリアン』(醜い韓国人)になることなく、善行を施し、法を守ろう」とのコメントも寄せられた。フィリピンには韓国人定住者が多く、最近では韓国人が狙われる事件も頻発している。

日本人ネットユーザーからは、「ホームレスにおごることが美談になるのがよく分からない」との声が圧倒的に多く、「単なる自慢話だな」「これって感動する話なの?」「よくこんな話を記事にできるな」「キリスト教圏では常識のはずなんだけど」などのコメントが相次いだ。「ホームレスが減るように地元で事業を興して雇用を増やすのなら分かる」というのが日本人の美談感覚。美談に対するセンスが日韓両国で違うのかもしれない。(編集/長澤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携