2015年8月24日、人民日報によると、遼寧省瀋陽市の地下鉄2号線の車内である女性が取った行動が称賛を浴びている。

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23日、酔っぱらった30歳前後の男性と若い女性が地下鉄2号線に乗車した。列車が動き出してしばらくすると、吐き気をもよおした男性が嘔吐（おうと）。一緒にいた女性は、ティッシュペーパーで男性の口元をふいてやるものの、そのティッシュペーパーを床に投げ捨てた。2人は嘔吐物を床に残したまま、ほどなく降りて行ってしまった。すると、1人の中年女性が立ち上がり、ティッシュペーパーとビニール袋を取り出して掃除を始めた。10分後には、床はきれいな状態になったという。この様子を撮影した写真が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に投稿されると、「最も美しい女性乗客」として話題となった。

ネットユーザーからは、「すごい人だ！」「心優しい人に幸あれ」「もし私ならできないな」「なんてこった！これに『いいね』しなければ眠れないよ！」「彼女のようにできる中国人がどれくらいいるだろう」「こんなことできるなんて、頭が下がるなあ」「善良な人にはきっと報いがあるよ」など、女性の行動を称えるコメントが寄せられる一方で、「駅員に伝えて掃除してもらえばいいのに」「こういう行動を推奨するより、吐いた本人が片付けることを推奨すべき」といった意見も。さらには、「日本では自分で片付ける。他人に迷惑はかけない。でも、中国も成長したと言っていい」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）