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10月2日、中国国内の銀行の今年上半期の総資産が48億5000万元、利益総額が2689億7000万元に上った。不良債権比率は8.98%に減少している。
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2007年10月2日、中国の新華社サイト「新華網」は、中国銀行業監督管理委員会の今年上半期の統計報告を発表。
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それによると、今年6月末における中国大陸の銀行の総資産は48兆5000億元(約776兆円)で、2003年1年間の総資産26兆5000億元(約424兆円)に比べると大幅に増加。今年上半期の利益総額も2689億7000万元(約4兆3000億円)と、2003年1年間の総利益322億8000万元(約5164億8000万円)の約10倍近い増加となっている。
また、不良債権率もここ数年で着実に下降しており、今年上半期は8.98%で2003年の17.9%から大きく減少していることがわかる。
中国の銀行業界は驚異的なスピードで成長しており、今年7月の英国経済誌の発表では、中国工商銀行は世界3位、中国銀行は同6位にランク付けされており、国際的にもその資本力と財務能力が高く評価されていると、業界関係者は話している。(翻訳・編集/本郷智子)