2015年8月21日、環球時報（電子版）によると、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が9月3日に北京で予定されている中国の抗日戦勝70周年記念行事への出席を検討している問題で、韓国メディアは「韓国は米国と中国の間で『バランス外交』を展開している」と伝えている。

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米国政府は韓国政府に対し、朴大統領の出席は見送るよう求めてきた。米国の意に反して訪中すれば米韓関係にひびが入る可能性がある。米国は朴大統領の決定には干渉しないとしているが、見通しは不透明なままだ。

一方、韓国・聯合ニュースは「今回大統領が訪中を決めれば、中国との関係が一層緊密になったことを内外に示すことになる」と分析する。中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、中韓自由貿易協定（FTA）の締結、アジアインフラ投資銀行（AIIB）の設立などで経済的結び付きはますます強まっている。

韓国国立外交学院のユン・ドゥクミン院長は「韓国政府は中国との協力を強めつつ、米国との同盟関係を維持する。2大大国とそれぞれ結び付きを強化することで、保障を得られることは間違いない」としている。（翻訳・編集/大宮）