2015年8月21日、中国・華商報は、陝西省西安市で未成年の我が子を利用し窃盗を繰り返した夫婦について伝えた。

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今月10日、窃盗したとして女（33）とその11歳の息子の身柄が拘束された。取り調べで女が「自分は妊婦で、息子は11歳」としか語らなかったため、警察は共犯がいると踏んだ。そこで女と11歳の息子を釈放し、尾行を開始。尾行から8日後に多くの証拠を手にいれ、女とその家族で構成された窃盗団を摘発した。

逮捕されたのは、女とその夫（35）および女の親戚3人の成人。このほか、女とその夫の間に生まれた4〜15歳の子ども4人も連行された。女とその夫にはそれぞれ窃盗の前科があり、夫は出所後に妊婦が子どもを窃盗に利用し、警察が処理に困った話を聞き、子どもを利用した手口を思いついたという。女とその親戚が店員の注意を引き、子どもが窃盗後に自動車やバイクで待機する夫と合流する手口で窃盗を繰り返した。

女らは今月1〜18日までの間に40万元（約770万円）相当のものを盗み、西安のほか、北京や天津、南京で50件余りの窃盗を行っている。窃盗品として、金加工品や現金、携帯電話のほかバッグや服、おもちゃ、スポーツ用品、歯ブラシや靴下などさまざまなものが押収された。

11歳の息子は「物心がついたときにはものを盗んでいた」と語り、4歳の娘は「好きなものを自由にとっていいと言われた」と話している。警察は現在関連部門と協力し、未成年の子ども4人の今後について相談している。（翻訳・編集/内山）