中国で「空中要塞」プロジェクトが始動、軍事利用も否定せず―英紙

Record China    2015年8月23日(日) 6時30分

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14日、中国では現在、「空中要塞」を製造するプロジェクトが進んでいる。開発に携わっているのは国内2社で、滑走路やヘリポート、埠頭(ふとう)、兵営などを備える「総合的安全基地」になるという。写真は中国人民解放軍海軍。

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2015年8月14日、英紙・フィナンシャルタイムズによると、中国では現在、「空中要塞」を製造するプロジェクトが進んでいる。開発に携わっているのは国内2社で、滑走路やヘリポート、埠頭(ふとう)、兵営などを備える「総合的安全基地」になるという。

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空中要塞はまだ設計段階。設計図や模型、イメージ画像の中の存在にとどまっている。開発2社はいずれも「平和的な用途」を強調しており、要塞が巨大な免税店や観光施設として利用される可能性を示唆しているが、同時に軍事用途に転用できることも否定していない。将来的に、要塞が中国海軍の「無敵艦隊」の構成要素になる可能性があるのだ。現在も複数国が領有権を主張する南シナ海において、中国は人工島を建設する措置に出ているが、空中要塞が現実のものになるかどうかは別としても、それに類する構造体が人工島を補完する存在になることもあり得る。

一部報道では、中国海軍はすでにこのプロジェクトに関心を示しているという。今年7月、中国国家国防科学技術工業局が行った非公開会議で要塞の模型がプレゼンテーションされたとの情報もある。中国国防部の報道官は現段階では、こうした空中要塞の開発計画や起用について「聞いたこともない」と否定している。(翻訳・編集/愛玉)

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