2015年8月17日、韓国・聯合ニュースによると、安倍晋三首相が14日に発表した戦後70周年談話について、韓国人元慰安婦の金福童（キム・ボクトン）さん（89）が強く批判した。

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金さんは15日、韓国挺身隊問題対策協議会のフェイスブックを通し、「8月15日を心待ちにしていたが、日本政府はまだ私たち（旧日本軍慰安婦被害者）に対しては沈黙を貫いている。本当に心が痛む」と述べた。また、安倍首相が談話の中で「わが国はこれまで、第2次大戦における行為について、繰り返し痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と述べたことに対し、「日本の天皇は第2次世界大戦を起こしたことについては謝罪したが、少女を連行し苦しめたことについては謝罪していない。それなのに『謝罪した』と言うから本当にもどかしい。一体何を謝罪したのか分からない」と指摘し、「日本政府から謝罪を受けられるよう、韓国政府がともに努力しなければならない。国民の皆さんも最後まで私たちと一緒に戦ってほしい」と訴えた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「日本は謝罪したくても、韓国政府のせいでできないんだ。大統領の妹は『日本に謝罪を要求するのは不当』と言った。今の韓国は親日派が政権を握っている。そしてその親日派を選んだのは国民だ…」

「おばあさんは誰に投票した？どうせ朴大統領を選んだのでしょう？」

「朴大統領は国の代表として、安倍首相にはっきりと謝罪を要求できないの？おばあさんたちがかわいそう」

「慰安婦被害者らに謝罪し賠償しなければならないのは韓国政府と朴大統領、そして朴正煕（パク・チョンヒ）元大統領だ。朴大統領の海外隠し口座には多額の金が入っている。それがまさに、おばあさんらが要求している日本の賠償金だ！」

「おばあさんたちに残された時間は少ない。日本はこれ以上、謝罪のチャンスを無駄にしてはいけない」

「どうしたら謝罪を受けられるかではなく、どうしたら日本に同じ苦しみを与えられるかを考えよう」

「その通り。日本はまだ一度も謝罪していない。反省どころか間違いを認めることすらしない。しかし真実は絶対に隠せない。私たちは安倍首相の歴史歪曲（わいきょく）の試みまでしっかりと後世に伝えていく！」（翻訳・編集/堂本）