地雷爆発事件、韓国が北朝鮮への警戒レベルを「最上級」に引き上げ―韓国メディア

Record China    2015年8月13日(木) 9時24分

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12日、中国新聞網は、韓国と北朝鮮の軍事境界線沿いに設けられた非武装地帯で起きた地雷爆発事件をめぐり、南北間の緊張が高まっていると報じた。写真は朝鮮半島の地図。

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2015年8月12日、中国新聞網は韓国・中央日報の報道を引用し、韓国と北朝鮮の軍事境界線沿いに設けられた非武装地帯(DMZ)で起きた地雷爆発事件をめぐり、南北間の緊張が高まっていると報じた。

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事件が起きたのは今月4日午前7時半ごろで、北朝鮮が埋めた地雷が爆発して韓国軍の兵士2人が足を切断する重傷を負った。韓国は境界線付近の大部分のエリアで警戒レベルを最上級に引き上げ、この一環として拡声器による対北朝鮮心理戦を11年ぶりに再開。韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は作戦実行の翌日に当たる11日に「心理戦に対する北朝鮮の反応をしっかりと観察する」と述べ、さらに強硬な姿勢で臨む考えも明らかにした。

韓国の対北朝鮮措置はDMZで主導権を握るための「作戦」と拡声器などを使った「心理戦」の大きく二つに分けられている。前者についてはDMZの状況把握に向けた除草作業、監視設備の増設、監視兵の配置方法の見直しが検討されており、韓国軍関係者は「地形的な特徴を考えれば、草むらをなくせば前方を見渡せる」と説明。90億ウォン(約9億5000万円)あまりを投じて監視設備などを増やす一方、監視人員の追加投入が困難なことから装備強化や配備見直しを通じて作戦を展開するとしている。

このほか、「警告、警告射撃、射撃」という従来のルールを変更し、すぐに相手側を狙った射撃という手段を取ることも検討しているもよう。北朝鮮に向けた呼び掛けも放送場所と時間を増やすとしている。(翻訳・編集/野谷

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