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河北省張家口市の遠景。今年、この40年で最悪の大規模干害に見舞われ、約43.7万ヘクタールの耕地の収穫に影響が出ている。住民9万人の飲料水も不足しており、被害はきわめて深刻。
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2007年9月27日、北京市の北西に位置する張家口市で、この40年で最悪の大規模干害が発生しているとの報道があった。被害面積は約43.7万ヘクタール。地域住民9万人の飲料水も不足している。
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今年春から夏にかけての少雨高温が今回の大規模干害を引き起こした。本来、この時期には腰の高さまで成長しているはずの麦はまだ足首辺りまでしかなく、収穫されたジャガイモも、ぶどうの粒ほどの大きさしかない。被害の最も深刻な地域では、耕地面積のおよそ62.3%の作物が全滅、地元農家に壊滅的なダメージを与えている。
現在、市当局は援助物資を供給するなど救済活動を行い、同時に被害を最小限にとどめるための技術指導も実施している。(翻訳・編集/BA)