2015年8月11日、人民網は韓国KBSの報道として、「米国が韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領に対し、中国の抗日戦争勝利70周年記念行事に参加しないよう求めた」との日本メディアの報道について、米国政府は10日、そのような事実はないと明らかにしたと報じた。

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韓国外交関係者は、日本メディアの報道は意図的に中韓関係、米韓関係の挑発を狙ったものとの認識を抱いている。

朴大統領は中国の抗日戦勝行事参加に苦慮している。まず、中国は今回の兵閲式を国威を内外に示す場として利用しようとしており、中国のために行事に参加することは米国の反感を招く恐れがある。他方、韓国にとって中国は最大の貿易相手国であり、北朝鮮問題においてもカギとなる役割を持つ。さらに、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記は式典に参加するとみられており、朴大統領としては緊張の続く北朝鮮との関係に突破口を見出したいところだ。

朴大統領は出欠の決断を21日前後に下すとしている。韓国側は今まさに訪中のためのさまざまな口実を探しているところだ。（翻訳・編集/谷）