日本製の爆買いが減る?中国製紙オムツの人気が徐々に高まる―中国

Record China    2015年8月7日(金) 18時35分

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4日、日本のドラッグストアで中国人3人が紙オムツでいっぱいになったスーツケースを下げ、そそくさと店を離れる様子を見かけた。まるで何かたずねられるのを恐れているようだった。写真はオムツをつけた赤ちゃん。

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2015年8月4日、日本のドラッグストアで中国人3人が紙オムツでいっぱいになったスーツケースを下げ、そそくさと店を離れる様子を見かけた。まるで何かたずねられるのを恐れているようだった。その頃、遠く離れた北京では、若いママが代理購入してくれる友人からの連絡をじりじりしながら待っていた。新華網が伝えた。

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このような情景は珍しいものではなく、ほぼ毎日どこかで行われていることだ。ただ最近やや違ってきたのは、日本で国境を越えた代理購入に対する処分の政策が厳格化されたため、代理購入には一層の注意が必要になり、中国にいるママもますます焦るようになったということだ。

実際には中国にも紙オムツを製造するメーカーはある。統計によると、現在、紙オムツの国産ブランドは大手から小さいものまで含めて100近くある。中国の既存の技術と産業チェーンで高品質の紙オムツ製造を行うことは完全に可能だが、安心感を抱かない人が大勢いる。

意外なことに、上海で開催中の国際子ども用品展示会で、日本の西澤株式会社の太田氏が中国のネットマタニティー・子ども用品ブランド「パパの選択」に代理申請を提出し、同社製紙オムツを日本に輸入し、同社の傘下にある東京エリアのコンビニで販売したいとの意向を明らかにした。

生まれたばかりの国産紙オムツブランドに海外市場からの引き合いをもたらすどんな魅力があるのだろうか。太田氏は、「『パパの選択』の紙オムツはA類品質基準を満たし、簡素なパッケージデザインが落ち着いたシンプルなデザインをよしとする日本のデザイン理念の美学に合致する。自分がグーグルやSNSを通じて理解したところによると、『パパの選択』は海外でも知名度が高く、これこそずっと求めてきた高品質のブランドだといえる」と述べた。

「パパの選択」の王勝地(ワン・ションダー)最高経営責任者(CEO)は、「『パパの選択』の原材料はすべて世界最先端のサプライヤーから調達したもので、この中には広く認められたSAP(高吸水性高分子)のトップメーカーである日本の住友精化やサンダイヤポリマーも入っている。また専門の研究センターを設立して紙オムツの吸水材構造のデザインを改善しており、吸水性・通気性・装着性などの総合的な性能は市場のトップレベルに達する」と話す。

また、王CEOは「グローバル貿易の競争において、中国にはよい商品がないわけではないが、よいブランドが欠けており、企業にはブランドに基づいて価格を交渉する力がなく、最終的に代理加工の工場に成り下がっている。ただよいことに、中国企業でこうした問題を認識するところが増えている。インターネットの力を借りて、ますます多くの中国ブランドが世界に進出し、中国人の西洋ブランドに対する迷信が薄れ、海外で日用品を買いあさるといった風潮が二度と起こらないことを願う」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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