2015年7月30日、韓国・聯合ニュースによると、27日から5日間の夏休みを過ごしている韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が、フェイスブックを通じて自身の近況を伝えた。この日、妹の槿令（クンリョン）氏が日本を擁護する発言をしたことで韓国では大きく報じられたが、これについて大統領や大統領府は反応を示していない。

【その他の写真】

朴大統領は夏休み4日目となる30日、「梅雨が明けて猛暑でよく眠れない方も多いでしょう」との書き出しでフェイスブックに近況をつづった。休暇は官邸で過ごし、「これまで読めなかった本や報告書を見ている」という。書き込みには、中国の若者から送られたという自身の似顔絵と手紙が添えられた。

一方、大統領の実妹である槿令氏が日本メディアでの対談で「日本に謝罪を要求し続けるのは不当」などと述べたことについて、大統領府関係者は「われわれが立場を表明する内容ではない」とし、反応を示していない。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「妹さんをちゃんと管理して」

「妹の発言も『私が言ったことじゃないから知らない』そして、『まだ休むもん』という意思表明だ」

「大統領は一生お休みを」

「MERS（中東呼吸器症候群）の責任をどう取るのか、という発言は、いつフェイスブックに上げるの？」

「MERSが終息して間もないのに休暇とは…。あなたがこの国の最高責任者ということが、恥ずかしく不愉快だ」

「盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領は、朝の4時まで働いた後になんとか寝てたという話だけど…。朴大統領はどんな功績があって休暇を？」

「韓国の主権は親日派の手にあり、すべての権力は親日派から生まれる」

「時間があるならスピーチ教室に通ったら？」

「大統領府は自分が不利なことに反応したためしがない」

「大統領本人も駄目だけど、妹はもっと駄目だった」

「妹は日本人だと認めたようだけど、大統領はどこの国の人？」（翻訳・編集/和氣）