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9月23日、新疆ウイグル自治区の各大学ではこの時期「勤労学習」として、学生たちに綿花摘みをさせているとの報道があった。1人35kg以上のノルマがある過酷な綿花摘みに、保護者は大反対している。
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2007年9月23日、新疆地区のニュースサイト天山網が、新疆ウイグル自治区の学校で必修科目となっている「勤労学習」についてレポート。
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同自治区では小学校3年生から中学・高校・大学・専門学校までのすべての学校で「勤労学習」が行われているが、高校生からはほとんどの学校で秋の綿花摘みを「学習」させられる。通常1人1日30kgから35kgのノルマが課せられ、達成できなければ罰が与えられるという。2週間にわたって都会を離れて田舎暮らしを強制させられ、過酷な労働を続けるため、逃げ出したいと思う学生がほとんどだが、必修のため我慢して参加しているのが実情。
子供たちがかわいそうだとこっそり綿花畑に手伝いにやってくる親や、金を積んで医師にニセの診断書を書かせて仮病で休ませる親が続出。このため各学校では、保護者の面会は週末のみに制限。病気や怪我の診断書は学校医によるもの限定などの方法で対抗している。(翻訳・編集/本郷智子)