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9月21日、母と妻の仲が険悪な家庭に戻りたくない男が、刑務所に入りたいと自転車を盗み自首した事件の報道があった。動機が盗みではないため逮捕されなかったが、男は派出所生活を続けている。(資料写真)
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2007年9月21日、江蘇省の江南時報は、淮安市に住む哀れな自転車泥棒の話を伝えた。
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男の名前は金、妻と母の仲が極端に悪く長年悩んでいた。最近、妻と母の仲はますます悪化。妻は離婚を迫り、金の雇い主でもある社長の母は給料を出さず、金は精神的にも経済的にも追い詰められていた。
数日前、金の家で大ゲンカがあり派出所の警官が出動する騒ぎに。そのときに金は、「俺を刑務所に入れてくれ!」と懇願。居合わせた警官に「犯罪者でもないのに捕まえたりできない。それより問題から逃げようとせず家族と話し合いなさい」と諭された。
ところがほどなくして金は「これ盗んできました」と、鍵のかかっていない自転車を派出所に持ち込んだ。しかし警官は犯罪とはみなさず、自転車の持ち主も訴えることはなかったので金は逮捕されなかった。
金は、警官がどんなに家に帰れと言い聞かせても、いまだに派出所で寝泊りしているという。(翻訳・編集/本郷智子)
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